〜夕張市民会館に響く歌声〜
7月9日朝8時に学校を出発した157名の生徒さんが、新千歳空港から直行でゆうばり市民会館に到着したのは、30分遅れの予定より16時を少し回っていました。
長旅の疲れがズボンから少しハミ出しているYシャツに感じられます。
これから17時45分までの応援と学習会、さぞかし眠たいだろうに…。
心を鬼にし、夕張市の中学生の現状を伝えながら、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭への市民の関わり、ゆうばり市民会館再開への市民の取り組みなどを話しさせてもらう。
生徒さんからは「故郷への思い」「再建団体になった時はどう思ったのか」「ボランティアをして良かったこと、困ったこと」「映画祭で得たものは?」数多くの質問が出ました。最後に「生きがいは?」と聞かれ、「夕張に住んでいた良かったと思えるマチづくり、でも一番は孫です。皆さんのおじいちゃん、おばあちゃんもそうだと思うヨ」と答えてしまいました。
生徒さんからのお礼の合唱、透き通る清らかな歌声に胸が熱くなりました。
僅かなふれあいの時間でしたが、夕張に来た事が岩手大付属中学3年生の心の片隅にでも残ってくれることを願い、バスに手を振りました。