2015年03月31日

アディーレ会館ゆうばりの閉館について

当法人が自主運営しております「アディーレ会館ゆうばり(ゆうばり市民会館)」を本日、平成27331日にをもって閉館いたします。

 夕張市の財政破たんにより閉鎖されていた「夕張市民会館」は200711月より当法人が夕張市より無償貸付を受け「ゆうばり市民会館」として再開、市内の文化団体を中心とした「市民会館運営委員会」により自主運営を行って参りました。また、200910月より、弁護士法人アディーレ法律事務所とネーミングライツ契約を結び、「アディーレ会館ゆうばり」として広く市内外の皆様に利活用頂いてきました。

 20131125日に「建築物の耐震改修の促進に関する法律」等の改正が施行され、一定規模の集会施設などの耐震診断とその結果の公表が義務付けられました。「アディーレ会館ゆうばり」もその対象であり、会館を保有する夕張市がその義務を負うところです。

 昭和38年に建設され、老朽化した当会館に多額の市税を投入して耐震診断を行うことが妥当かどうか、また診断の結果、耐震工事が必要となった場合に更に多額の工事費を国内唯一の財政再生団体である夕張市が負担することの是非、今後の会館自主運営をするための資金環境などを運営委員会で総合的に検討いたしました。その結果、本日をもって自主運営を終了し夕張市との貸借契約を解除する決断をいたしました。

 会館の復活に際して、全国コンパック工業会北海道支部を始めとする多数の方々に物心ともにお世話になりました。また、維持運営のために継続して支援いただいたアディーレ法律事務所を始めとする多数の方々、そして会館を利用していただいた多くの市民に深く感謝いたします。

 4月いっぱいは残務処理や後片付けなどで会館内のNPO事務所は活動しております。5月以降の移転先については改めてご報告いたします。

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